CHEF'S NOTE
五月の台所から
2026.05.01五月に入り、丹波から筍が届いた。
今年の筍は、土の香りが例年より濃い。朝の仕入れで選んだ四本、どれも穂先がしっかりと締まっている。
水に浸けながら、今月の献立を考える。やはり筍は椀に入れたい。若布との相性、出汁の引き方——毎年同じことを考えながら、毎年少しずつ変わる。
四季庵の料理は、その日の素材と向き合うところから始まる。今月も、良い膳をお出しできると思う。